【体験談】ホーチミンの地下鉄１号線（日本製）に乗ってみた、綺麗、涼しい、快適、だけど深い！

ベトナムの大都市ホーチミンに待望の地下鉄が開業しました。北のハノイでは中国製の地下鉄が、南のホーチミンでは日本製の地下鉄となり何かと比べられている両者ですが、今回、ホーチミンの地下鉄に乗ってみましたので体験レポートを紹介します。

出来立てほやほやの地下鉄で清潔で綺麗、何よりも暑いホーチミンですが移動が涼しいのがとても便利です。しかし、場所が深い！かなり深くて驚きます。本記事では実際の体験レポートをもとに、ホーチミン地下鉄について紹介します。

ホーチミン地下鉄の動画（※音がでます）

オペラハウス（駅名：Nhà hát Thành Phố）ホームです。

ホーチミン地下鉄体験談

2025年5月ホーチミン地下鉄体験

ブログ記事取材のためベンタイン市場近辺の写真撮影が終わりレタントンに帰ろうと歩いていたのですがさすがホーチミン照り付ける日差しが限界突破しており歩くだけで汗だくになるほど暑すぎてタクシー乗っちゃおうか（＝乗る距離ではない）と思うけれども我慢しながら歩いていたら目の前に突然現れたのが地下鉄の入り口です。

オペラハウス２番出口って書いていますけど、オペラハウスまだまだ先ですけどね、入り口（出口）が街に溶け込みすぎていて普通に気が付かず素通りするところでしたがあまりの暑さに気が付いて「これは乗ってみたい」（というか、ちょっとでも暑さから逃げたい）と思い真っ暗闇の洞窟のような階段を降りてみます。

私、怖いもの知らずの男性ですから突撃しますけど女性一人だと若干降りにくい階段（暗さ）かも！

降り始めたらすぐに「暗くないじゃん」と気が付きますが、同時に気が付く「もしやこれ、そうとう深いんでは？」の不安、だって、降りたらいつか上らないといけないわけでホーチミン版「行きはよいよい上りはヤバイ」の可能性が頭をよぎりますが、いやいやここは日本製、そんなことは無いでしょだって日本製、上りにはきっと何か工夫があるに違いない！と勝手な不安払しょく脳内変換をしながら階段を降りていきます。

階段降りると、さらに改札へと続く階段があり益々深くなりますが目の前にはエスカレーターも見えましたので出口を選べば上りはエスカレーター使えんじゃん！と脳内安心感で満たされます。さすが日本製！

てか殆どガラガラなんですけど、これいくら平日の午後（１３時ごろ）だからといって地下鉄の採算とれるのか問題どころか、作って失敗だったんじゃないかと思うレベルで人が居ませんでしたが、バイク文化のホーチミンですから地下鉄での移動文化が出来上がるまでにはまだまだ時間が必要ということですね。

今が狙い目です！（なんのだよ！）

ポツンと設置してあったジュースの自動販売機がありまして、ホーチミンで自動販売機は珍しい。日本と違って（外国では）街中で（ぶっ壊せばお金が中に入っている）自動販売機を設置するなんて無謀なことは殆どしませんので自販機自体が珍しいのですが、地下鉄内に売店一切ないので助かります。

だって人が居な過ぎて売店作っても売れなそう……。

チケット（切符）は自販機か改札横の有人チケット販売窓口で購入します。わからなければ有人チケット売り場で行先の駅を言えば購入できるので、初めてはそちらが良いですね。

そのうち日本で言うスイカ（Suica）みたいなものが普及したらさらに便利になりそう、既にあるかもしれませんがわかりません。とりあえずチケットを購入します。

チケットはQRコード、ぶっちゃけて言うとめっちゃ便利で、改札入場はセンサーにQRかざせば通れますし、日本のように紙の切符（入れたら出てくるので取らなければならない）でもなく、タイ・バンコクのようにカード（またはコイン）の磁気読み取り式よりもお手軽感があって気が楽です。

でも失くしたら一緒ですけどね。

オペラハウス（駅名：Nhà hát Thành Phố、乗ったのは２番出口でベンタイン側）からレタントン（駅名：Ba Son）までは 7,000ベトナムドン（約 40円）ですのはお値段破格で気持ち的にも楽です。日本の電車初乗り（１区間）は安くても130円しますからね、３分の１の価格です。

ホームめっちゃ深いですけどね地下（体感、日本の大江戸線ぐらい深い印象を受けました）。

改札通ってさらに階段降りるとホームです。電車の路線一本なので乗る方向も看板見ればわかります。

電車に乗るとさらに冷房効いていてとても快適で、ぶっちゃけ出入口の階段降りている瞬間から日差しを避けれて十分暑さ対策になっていますが改札近辺からずっと涼しく電車内はしっかり冷房効いていますので、暑いホーチミンで外を歩くことに比べると天地の差があるほど快適に感じました。

乗ると結構人がいます（良かったこれで採算取れますね地下鉄）。日本の地下鉄とほぼ同じ感覚で吊り革も同じようにありますので立っていても平気です（涼しいから）。

レタントンに行きたくて（駅名：）Ba Sonで降りたんですけど、ここで難問発生です。

行きたいレタントンは青いエリアですが、 Ba Son の出口は大きい道路を挟んでレタントン側（A）と、Ba Son 側（B）の２つがあり、できれば（A）のほうに出たい、というか、絶対に（A）の方に出たいです。

しかし、A側（レタントン側）の出口は、改札からかなり歩いて、しかもエスカレーターが無いため階段を上らなければならないというプチ悲劇！ホーチミン地下鉄の課題、ここにありです。（階段上りは結構大変でした）。

一日も早いエスカレーター設置を望みます！（そのうち出来ると思う）。

階段の問題はありますが、ホーチミンの暑い中での徒歩に比べると、100倍ぐらい楽なので、今後は地下鉄を積極的に利用したいと思いました！

ホーチミン地下鉄の路線（駅）

ホーチミン地下鉄はベンタインからスイティエンまでを１４駅で結びます。

Bến Thành 駅（ベンタイン）

Bến Thành（ベンタイン）駅ではベンタイン市場が最寄りです。ベンタイン市場では、商売根性が座ったベトナム人があれよあれよと観光客に商品を高値で売ろうと手ぐすね引いて待っている楽しいエリアですので是非市場での根切交渉を楽しみましょう。

Nhà hát Thành Phố 駅（オペラハウス近く）

Nhà hát Thành Phố 駅近くにはホーチミン観光に来たら誰もが必ず一回は目にするであろう有名なオペラハウスがあります。近くにはドンコイ通りもあり、この辺を拠点に活動するのがホーチミン旅行の一つの方法となっています。ホーチミンの中心の、さらに中心ですね。

Ba Son 駅（レタントン近く）

Ba Son 駅からはホーチミン市内の日本人街「レタントン」に行くことができます。

ホーチミン1区のレタントン通りと、通りにクロスするタイバンルン通り周辺は、「日本人街」と呼ばれるエリアです。ヘムと呼ばれる建物密集地帯（細い路地）には日本人向けのレストラン、カラオケ、バーなどが並びます。

Tân Cảng 駅（ランドマーク81近く）

Tân Cảng 駅はホーチミンの新名所「ランドマーク81」の最寄り駅となります。「ランドマーク81」は 2025年5月現在、ベトナムで最も高い超高層ビルで、ホーチミンの新たなランドマークです。最上部の展望台からはサイゴン川と市街を一望でき、ショッピングモール、レストランも併設しているので一日中楽しむことができる観光地となっています。

Bến xe Suối Tiên 駅（スイティエン公園）

Bến xe Suối Tiên 駅からは知る人ぞ知るベトナムホーチミン屈指のカオスなテーマパーク「スイティエン公園」に行くことができます。一見、USJやディズインーランドのようなテーマパークかと思いますが、いやいや、想像の斜め大きく上を行くスケールとカオスでとち狂った物体の数々に魅了されまくる遊園地です。ワニ釣りあり。一度は行きたいカオスでカオスなテーマパークとなっています。

ホーチミン地下鉄の乗車方法

ホーチミン地下鉄の切符はQRコードが書かれた紙で、改札機に「ピッ」と読み込ませるだけでとても簡単です。

切符は自動券売機か有人チケット売り場で購入することができます。QRコードが書かれたレシートのような紙が切符です。

QRコードを改札機に「ピッ」と読み込ませることで、改札を通過することができます。（降りるときも一緒）。

まとめ：ホーチミンの地下鉄

暑いホーチミンを日中移動するのに涼しい地下鉄はとても便利な移動手段です。移動に伴う値段も安く使い勝手が良い反面、ホームが地下深い位置にあり昇降が階段中心であるなどまだまだ未整備な面もあります。

上手く使うと便利です。使い方と行先を知って、より良いホーチミンライフを楽しみましょう。