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アジアの喧騒を感じられるバックパッカーストリート「ブイビエン」は一度は行くべきカオスなストリート!クラブにバーに、人の群れをぶっちぎるバイクに、まさに東南アジアの夜を味わえる最高にぶっとんだストリートです。

本記事では実際に筆者が何度も行ったブイビエン体験をもとに、ブイビエンの情報と、ブイビエンストリート突撃体験を紹介します。
ブイビエン通りとは?ホーチミン最大の繁華街、カオスなストリートの魅力

クラブとバー(BAR)が立ち並ぶストリートで、一歩足を踏み入れたらすでにアジアの熱気を感じます。クラブの前を通ると爆音が鳴り響き、負けじと嬌声が響き渡るエリアです。
道中に人が溢れ、道にはみ出たプラスティックのテーブルと椅子で飲んで騒ぐ大人たち、もちろんベトナム人が多くいますが、欧米人や日本人もたくさん出没している朝まで騒ぐ眠らないストリート、それが BUI VIEN STREET ( ブイビエンストリート )です。
日本で例えたら、「歌舞伎町」と、「渋谷」と、「大阪の難波」を足して、1本のストリートに凝縮した感じですね。やばすぎです!
【魅力①】爆音のクラブが乱立するストリート
ブイビエンには爆音のクラブが多数あり、通りまで爆音が鳴り響き、まるで街中がクラブハウスのように大爆音が響き渡っています。

日本と違って、ベトナムのナイトクラブは、客は踊りません!でっかい音が鳴り響くスタンディングバーといった感じでしょうか?店の中では小さい丸テーブルを囲んでスタンディングで飲んでいますが、店の前では座ってます。

ブイビエンのクラブは踊っている女性(お店が雇っているダンサー)を見ながらビールをノリノリで飲むところです。テーブルチャージは取られません!案内されるままに空いているテーブル席に座ってOKです!かならずワンドリンク注文しなければならず、ドリンクを頼んだことで席を確保しているイメージですね。

「エムオーイ(店員さーん)」と声をかけて店員に、ビールをオーダーしてノリノリで踊るダンサーのパフォーマンスを楽しむのが最高です!本当に近距離、目の前でダンサーが踊っていて、鑑賞はノーマネー(フリー)ですのでずっと見ていられます。
ダンサーはただただ踊っているので普通に見ているだけで構いませんし、基本的に写真や動画を撮ってもOKです。よければチップ(50,000ドン~100,000ドンぐらいでOK!)を渡すと最高に喜んでくれますし、一緒に写真も撮ってくれるので、おすすめです。
【魅力②】朝まで続く喧騒が眠らない街の魅力を掻き立てる

どの夜(何曜日)に行ってもほとんど人で埋まるブイビエンストリート、ストリート中が爆音に包まれ人で飽和する。喧騒とカオスのなかにまた別の秩序と心地よさが生まれてきて、好きになったらホーチミンに来るたびに、ブイビエンに戻らずにはいられません。そんな魅力あふれるストリートです。
【魅力③】ローカルグルメが楽しめる

ブイビエン通りはローカルレストランも多く、ベトナム人向けのお店(レストラン)が乱立している場所でもあります。ローカルレストランに入るとまさにベトナム人が食べる現地の味付けのローカルフードを楽しむことができます。
ブイビエンのおすすめ楽しみ方(爆音クラブ、路上BAR、店前ライブ)
路上テーブルのお店で楽しむ
ベトナムは路上に堂々と設置したテーブルと椅子で飲むのがスタイルですが、ブイビエンはまさにストリート上に所せましとテーブルや椅子が出っ張ってきます。堂々と座って、ブイビエンのクラブの爆音を聞きながらドリンクや食事を楽しむのも楽しいです。

路上テーブルで飲んだり食べたりしていると、よく「物売り」が寄ってきます。打っているものが気に入ったら買っても良いのですが、一度買うとどんどん(物売りが)集まってきて大変なことになるので要注意です。
路上ライブをやっているお店で楽しむ

ブイビエンストリートでは路上ライブをやっているBARがあります(※デタム通りより手前に多い)。美しい歌声に酔いしれながら飲みを楽しむのも良いですね。
クラブで路上ダンサーを見ながら楽しむ
ブイビエンストリートではクラブの店前でドラム缶などのステージ上でプロのダンサーが踊っています。飲み物(ビールなどのドリンク)を頼むだけで座ってみることができます。ダンサーをみているだけでも楽しいです。

もちろん、クラブ(お店)の中に入って楽しんでも構いません。クラブの中はスタンディングBARになっていて、テーブルの周りでグループやカップルが楽しんでいます。勇気があれば外国人やベトナム人に声をかけて一緒に飲むのも楽しいです。
ローカルフードを楽しむ
ブイビエンストリートにあるレストラン、食事処、屋台などは、どローカルの料理です。観光客向けではない本格的なローカルベトナム料理を楽しめます。

味付けはベトナム人のためのベトナム料理の味付けです。お店の方との会話、注文では英語が通じないお店も多いので、注文は基本ゼスチャーになります。とはいえ、メニュー自体には英語表記が多いので、指差しで料理を選んで注文できますのでそれほど困りません)。
ブイビエンストリートのお店の紹介
ブイビエンストリートの主なクラブ
昔からある老舗有名店「Ocean」

Oceanは、ブイビエンストリートでも昔からある有名クラブで、観光客も入りやすいクラブです。店内は開放感があって混んではいるもののスペースも十分ある感じ、クラブミュージックを中心にテンポの良い音楽が流れています。
クラブ内のダンサーの質も高く、ベトナム初心者や、初めてブイビエンに来てクラブを楽しみたい方におすすめめです。
ブイビエンの入り口にある「GO2」

GO2は、ブイビエンストリートを代表する老舗の人気クラブの一つで、ブイビエン通りの入り口、角地に位置しているの、ブイビエンにくると一番に目に入るクラブです。オープンスタイルのテーブルで観光客やバックパッカーで夜遅くまで賑わっています。
ダンサーを楽しむのではなく、爆音を聞きながら飲みに興じるのが楽しいクラブです。
ブイビエンストリートの主なグルメ
Pho Quynh(フォー・クイン)
Pho Quynh はブイビエンストリート近くにある老舗のフォーのお店です。フォーのお店と言いつつ、飲みのお供料理のレパートリーも多くブイビエンで遊ぶ前の食事にもちょうど良い。牛骨ベースのスープはあっさりしつつもコクがあり、クセが少なく日本人にも食べやすい味わい。24時間営業のため、ブイビエンで遊び尽くし最後に一杯あっさりフォーを食べて帰るときなどにも使えます。
屋台フード

ブイビエンではストリートに屋台が出ています。ローカルフードというよりは、もろ食材を串にさして焼いて出す屋台という感じですが、これはこれで酒のお供にぴったりです!衛生面などを気にする人はちょっと避けたほうがよいかもしれませんが、屋台フードはブイビエンの醍醐味の一つでもあります。
ブイビエンストリートの治安・注意事項
スリ・ひったくりに注意

ブイビエンストリートで気を付けなければならない一番の治安は「スリ・ひったくり」です。人の渦の中を縫うようにバイクが駆けていきすれ違いざまにバッグやスマホを奪ってそのまま逃げていきます。
スリ・ひったくりの対策
- 不要なバッグは持ち歩かない、持つなら体の前にかける(斜め掛けNG)
- スマホを手に持ちながら歩かない
- 財布をズボンのポッケ(特に後ろポッケ)には入れない
怪しいマッサージ、客引き(ぼったくり・施術中の盗難)に注意
ブイビエンストリートでは、店前または路上で「マッサ、マッサ」とマッサージの客引きがどんどん声をかけてきます。かなり安い価格のマッサージになっていますが、施術後のぼったくり、怪しいサービスへの誘導、また施術中のバッグや財布の盗難など、悪質なマッサージ店もあるので軽々に利用するのは避けたほうが無難です。
怪しいマッサージ、客引きの対策
- 飛び込みで知らないマッサージ店には入らない(客引きによるお店には行かない)
- 提示価格以上の請求がないことを念入りに確認する
- 施術中にバッグや貴重品、スマホを手放さない、施術中に寝ない
マッサージを受けるならレタントン(日本人街)などで実績のあるお店で受けましょう。
ホーチミン・レタントンの健全なマッサージ店、おすすめMAPはこちら

裏路地(ヘム)には安易に入らない

ベトナムはメインストリートの路地などにある迷路のような密集住居地を「ヘム」と呼びます。ヘムに入るために路地(裏路地)を進むことがあり、時にはストリート間の近道にもなりす。ブイビエンストリートにも路地やヘムがありますが、生活区域でもあり、不測の事態も避けるため観光客が安易に入るのは避けたほうが無難です。
内部が迷路のように入り組んでいるため、迷う(出られない)なんてことにもなりかねません。
裏路地(ヘム)の注意点
- 安易な気持ちで路地裏(ヘム)には入らない
- 特に女性のみで通るのはおすすめしない
ブイビエンストリートのおすすめホテル
ブイビエンストリートはかなりローカル色が強い繁華街のため、1,000円前後で泊まれる激安ホテルもありますが、さすがにベトナムに不慣れな日本人観光客が泊まるのは危険ですので、ある程度しっかりとしたホテルがおすすめです。それでもブイビエン近辺は他に比べてリーズナブルに泊まれます。
おすすめは「リバティー サイゴン グリーン ビュー ホテル」、ブイビエン通りへ徒歩圏内で、客室はシンプルながら清潔感があり、日本人の宿泊にも安心、価格を抑えつつ、ブイビエン中心にホーチミン滞在を楽しみたい方におすすめのホテルです。
リバティー サイゴン グリーン ビュー ホテル
ブイビエン近辺のおすすめホテル
\ホテルの予約は早いほうがお得/
空き室が心配、ご予約はお早めに
ホーチミン1区は Grab やタクシーも充実しており、移動も安いので無理にブイビエン周辺ホテルではなくとも、ブイビエンには簡単に行くことができます。レタントンやドンコイ通り周辺などより快適なホテルを探しても問題ありません。
【ホーチミン】ホテルおすすめエリア紹介!観光〇、食事〇、移動・立地〇、日本人向けはこちら

ブイビエンストリートの場所・アクセス
ブイビエンストリートはホーチミン1区にあり、有名なドンコイ通りやレタントン(日本人街)からも慣れていれば歩いて行くこともできますが、タクシーなどで行く方が簡単です。
ブイビエンストリートの場所はこちら
ブイビエンストリートは、入り口から突き当りまで、約 500m 強のストリートに飲食店、クラブなどのお店が所せましと立ち並んでいます。ブイビエンを中心として、デタム通りなど派生した道にもローカルのお店があり、カオスな雰囲気を楽しめます。
レタントン・ドンコイ通りからブイビエンにタクシーで行く場合
レタントン(日本人街)やドンコイ通りからブイビエン通りまでは 1.5~2.5 kmぐらいですので歩こうと思えば歩けますが、暑いホーチミンの夜道を歩いているとそれだけで大変ですし、なによりちょっと遠いのでタクシーなどを使うのがお勧めです。
ホーチミンではタクシーは必ず「ビナサン(VINASUN)」か「マイリン(MaiLinh)」を使います。(他はボッタくりタクシーです)。
タクシーに乗ったら行先を伝えますが、「ブイビエン」と日本語で発音しても実はなかなか伝わりません。そのため、「ブイビエン」と「デタム」と2つの通り名を言うと結構伝わります。

タクシーに乗ったら「ブイビエン!、デタム!」と繰り返して(強めに)言うと結構伝わります。レタントン(日本人街)やドンコイ通りからブイビエン通りまではタクシーで 20,000ドン(約130円)~30,000ドン(約260円)ですが、ホーチミンのタクシーは(ビナサンやマイリンでも)遠回りしてメーカーを稼ごうとしてきます。
ぐるぐるぐるぐる回りながら遠回りされては折角の貴重な時間が勿体ないので、ここは最短ルートで真っすぐに行ってほしいところですが、多少の遠回りは日常茶飯事なので仕方ありません。
タクシー乗るならおすすめは Grab
ベトナム・ホーチミンは Grab タクシー・Grab バイクが普及しているので、事前に Grab アプリを登録しておき、配車機能を使ってタクシー利用するのが安全です。料金も Grab で表示される額になるのでボッタクリの心配がほとんどありません。
降りるときに追加でチップを要求されるときもありますが、そこで払う・払わないは自分次第です。もし払ったとしても 10,000~20,000ドンで良いでしょう。
【体験レポート】ブイビエンストリートで飲んでみる

ブイビエンストリートのオープンスタイルな飲み屋に突撃
せっかく来たブイビエン、これはベトナム人に倣ってビールを飲もうとオープンスタイルな飲み屋に入ったら周りにいる欧米人やベトナム人が、どんどんどんどん話しかけてくる!もちろん、日本語は通じないので、中学校で習った英語を思い出して話してみます。
「Where are you from ?」(どこから来たんだ?)
「I’m from Japan!」(日本だ!)
「Oh!Japanese!Fantastic!!!」(おー!日本、ファンタスティック!!)
なにがだよ!
思わず日本語でツッコミを入れておきました!お返しに、どこの国から来たのかと尋ねたら「イングランドだ」と言うので、
「どこのサッカーチームが好きなんだ!?」
と聞いたら、
「俺はサッカーは嫌いだっ!」
と言い放った!そうですか・・・(ノ_<。)
話、続かないじゃんよ!
しかし、このイングランド人は、隣にいるオーストラリア人と、よく話す、話す。そりゃ、お互い英語だからね。通じるよね。仕方ないので、俺は、隣にいたベトナム人と、英語で話したよ。そりゃ、お互い、英語は下手だからね!下手なりに通じるよね。俺のほうが、さらに英語下手だったけどね。
ブイビエンストリートでトイレを探す旅

一通り飲みおわり、酔い覚ましに散歩がてら歩いていたら、ちょっと小腹が減ってくる。路上で売ってるバインミー ( bánh mỳ ) に惹かれます。
ホーチミンの路上バインミーは神レベルで美味い!衛生概念さえ忘れれば……
バインミーを頼もうと近づきましたが、ビールをたくさん飲んだためかトイレに行きたくなりましたので、バインミー屋台のおばちゃんに、「トイレどこ?」と、ゼスチャーで聞いたら、( どんなゼスチャーかは、想像に任せるけど、
「私が (トイレまで) 連れて行ってあげるわよ。付いておいで!」
と ( ベトナム語で ) 言うので、ついていったら、

さっきまで飲んでた「この店のなかにトイレあるよ」って言われたよ!
出戻りだよ……!
ブイビエンストリートは、アジアの喧騒を感じることができるカオスなストリートで魅力的です。とても怪しくて危ないお店もありますので、慣れない日本人観光客は十分注意して楽しんでください。
ホーチミン、エリア別のおすすめホテルはこちら

ブイビエン写真集
筆者が長年ブイビエン通りに通っている中で撮ってきた実際のブイビエンの写真をお楽しみください。

2025年撮影
ダンサーが複数人並んで共演するかのように踊っていると一度で二度おいしい!ダブルで楽しめます。

2025年撮影
ブイビエンストリートの奥の方の賑わいの様子です。欧米人の観光客が目立ちます。

2024年撮影
クラブの店前で踊るダンサーと、クラブの店前のオープンテーブル席、お客の様子、けっこうダンサー見ないで飲んでいる客も多いです。

2024年撮影
テーブルで踊るお姉さんを見ながら飲める席に座って見える感じです。目の前の近距離でダンサーが踊っていて迫力があります。

2023年撮影
開店直前のクラブを撮影、ここに座って待っていると路上ダンサーが目の前で踊りだします。

2023年撮影
2023年ブイビエンストリートの入り口のオーロラビジョンがデカデカでハデハデです。

2022年撮影
2022年も年末になると路上ダンサーが出始めて人も戻り盛況さが戻ってきています。

2022年撮影
このころは世界的な自粛の時期でブイビエンもガラガラに。こんなブイビエンを見るのは初めてです。

2019年撮影
2019年になると日にちを関係なくいつ行っても大混雑するストリートになっています。まだ路上ダンサーはいませんが、クラブの大音量は凄いです。

2018年撮影
2018年1月1日カウントダウン直後のブイビエンストリートです。ビルから向かいのビルに向けて花火を撃ち合いドンドン鳴り響きます。

2017年撮影
2017年は路上ダンサーなどはおらず、店前オープンなレストランで酒を飲み陽気に騒ぐ街です。奥の方に行くと人がすくなく音量も下がりますがディープさは増します。

2015年撮影
2015年のブイビエンはまさにバックパッカーと欧米人が行きかうローカル繁華街の様相、マッサージの勧誘(客引き)はこのころからたくさんいました。
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「ホーチミン、必ず食べたいベトナム料理、おすすめ7選」は こちら


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